Power PlatformとAppSheetのアレコレ蓄積ブログ

【Power Automate】Formsの回答者へ添付付きお礼メールを自動送信する<#006>

やりたいことForms回答者に関連資料を添付してお礼メールを自動で送信したい
使うアプリ   
改善効果アンケート回答者にお礼メールと資料を送信する作業が無くなる(2分/人)
パッケージあり
いいね数
実用性抜群

ポイント

  • お礼だけでなく、添付ファイルも付けることで回答者にも追加情報を提供できる

手順

SharePointに添付するファイルを保存する

Power Automate Forms回答者へ添付付きお礼メールを自動送信フロー作成

以下のようなメールを出すことが出来ます

基礎的な操作手順が分からない方は以下をご参照ください。

Step.1 SharePointに添付するファイルを保存する

メールに添付するファイルをSharePoint上に保管しておく必要があります。

SharePointについて多少理解出来ている方であれば、自分がアクセスできる場所にどこでもいいので保存します。

SharePointって何?という方は、とりあえずTeamsの自分がアクセスできるチームにファイルを保存してみてください。やっていることは同じようなことなので、難しく考えずにファイルを保存します。

Step.2 Power Automate 今日の予定一覧をTeamsにチャットしてくれるフロー作成

フローダウンロード&修正箇所

フローのパッケージは以下からダウンロードすることが可能です。また、インポート手順はこちらを参考にインポートを行ってみてください。1からフローを作らなくてもいいので、非常に効率的です。

また、インポート後の修正箇所を簡単に説明します。ここだけ変えればとりあえず動くだろうという箇所です。

修正対象のステップ

①新しい応答が送信されるとき&応答の詳細を取得する

Formsの指定を変更します

パスによるファイル メタデータの取得&パスによるファイル コンテンツの取得

添付ファイルの指定を変更します

③メールの送信 (V2)

宛先の指定し直しと、件名・本文を任意のものに変更します

以上です。これでフローは動きますが、以降は各ステップの詳細を説明しています。必要な方のみご覧ください。

各ステップの説明

全体のフローは以下の通りです。

ステップごとに説明していきます。

Step.2-1 全体

Step.2-1-1 新しい応答が送信されるとき&応答の詳細を取得する

作成したFormsを指定します

Step.2-1-2 パスによるファイル メタデータの取得&パスによるファイル コンテンツの取得

Step.1でSharePointに保存したファイルを指定します

指定しているファイルは同じですが、「メタデータの取得」ではファイル名や更新日時等の情報、「コンテンツの取得」ではファイルの中身そのものを取得しています。

Step.2-1-3 メールの送信 (V2)

宛先は[Responders’Email]、件名・本文は任意にセットし、添付ファイル名前に[DisplayName]、コンテンツに[ファイルコンテンツ]をセットします

Forms回答者に送信するので、レスポンスがあったメールアドレスをセットしています。添付ファイル名前は「メタデータ」から、添付ファイルコンテンツは「コンテンツ」からセットしています。

[新しい項目の追加]をすることで、添付ファイルを複数セットすることも可能です。

以上でフローの説明は終了です。正しく動くと、Forms回答時に以下のようなメールが送信されます。

実運用時に気を付けること

  • Formsでは「名前を記録」の設定が必要(匿名不可)
  • Formsで複数回答可能にしていた場合、回答毎にメール送信される

本記事で参照させていただいたサイト様

  • 今回は特にありませんでした

いつも大変参考になる情報をありがとうございます。

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